シュバインシュタイガー氏、母国チームの問題点を指摘
日本代表は現地時間11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦でドイツ代表と対戦。2-1の逆転勝利を収める大金星を飾った。かつてドイツ代表でキャプテンを務め、2014年ブラジル大会優勝も経験したレジェンドMFバスティアン・シュバインシュタイガー氏が、母国チームの衝撃敗戦に「これは偶然の産物ではないんだ」と苦言を呈している。ドイツメディア「tz」が伝えた。
前半31分、GK権田修一がDFダビド・ラウムのエリア内で倒してPKを献上。キッカーのMFイルカイ・ギュンドアンに決められ、先制点を奪われた。しかし後半に入ると日本はシステムを変え、交代カードを次々切ると、途中出場のMF堂安律、FW浅野拓磨の連続ゴールで逆転し、そのまま2-1で逃げ切った。
シュバインシュタイガー氏は「チャンスはあったが、2-0にできなかった事実が物語っている。日本が切り替えたあと、ドイツはグリップが効かなくなった。日本は献身的にプレーし、彼らに負けた。敗戦は自分たちの立ち位置を示している。これは偶然の産物ではないんだ」と指摘。追加点を奪えるチャンスを作りながらも2点目の奪えず、決定打を欠いたことが逆転負けの原因と分析している。
黒星スタートとなり、第2戦のスペイン戦は追い込まれた形となったドイツ。・シュバインシュタイガー氏は「単純なボールロスト、ポジションのミス。それは経験や機転が足りないからだ。スペイン戦でチャンスを得るには、もっと良くなる必要がある」と母国チームの改善を求めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)