持ち前のパスサッカーでコスタリカを翻弄、7-0大差で勝利

 スペイン代表は現地時間11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグE組初戦でコスタリカ代表と対戦し、7-0で勝利した。持ち前のパスサッカーでコスタリカを翻弄したスペインはこの試合でパス成功数、ポゼッション率でともにW杯記録を打ち立てた。

 スペインは中盤に19歳のMFペドリ、18歳のMFガビと2人の10代選手がインサイドハーフで先発起用。アンカーにはキャプテンのMFセルヒオ・ブスケツが入り、中盤はFCバルセロナのトリオで構成された。このトライアングルを中心にキックオフから華麗なパスワークを披露し、コスタリカを圧倒した。

 すると前半11分にFWダニ・オルモが決めた先制点を皮切りにゴールラッシュを展開。MFマルコ・アセンシオ、FWフェラン・トーレスが追加点を奪って前半を3-0で折り返した。

 後半に入ってもトーレスのこの試合2点目やガビのボレーシュートで畳み掛けると、アディショナルタイムにはいずれも途中出場のMFカルロス・ソレールとFWアルバロ・モラタがネットを揺らした。コスタリカには1本もシュートを打たせない一方的な展開で勝利を収めている。

 ツイッターアカウント「Opta Analyst」によれば、この試合のスペインは90分間でパス成功976本、そしてポゼッション率81.8%を記録。これはいずれもW杯新記録になったという。

 魅惑のパスサッカーで2008年のEURO、2010年南アフリカW杯、12年EUROとメジャートーナメント3連覇を果たしたスペイン。直近2大会のW杯はグループリーグ敗退とベスト16と思うような結果は残せなかったが、かつての強さを取り戻していると言えそうだ。グループリーグ第3戦で対戦する日本代表の前に大きな壁として立ちはだかることになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)