板倉の行為にスペイン紙「AS」が注目

 日本代表は現地時間11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦でドイツ代表と対戦。2-1の逆転勝利を収めたなか、フル出場したDF板倉滉(ボルシアMG)が試合後に見せた神対応が話題を呼んでいる。

 今年の9月のトレーニング中に左膝内側側副靱帯の部分断裂という怪我を負った板倉は長期離脱を余儀なくされ、当初はW杯メンバー入りも危ぶまれた。手術は行わず保存療法で回復を図ったなか、大会メンバーに滑り込むとドイツ戦でもセンターバックの一角でスタメン出場。DF吉田麻也(シャルケ)と粘り強い守備を続け、逆転勝利を支えた。

 前半31分、MFFイルカイ・ギュンドアンにPKを決められたものの、板倉らが身体を張った守備を続けて追加点を阻止。すると後半、守備陣の奮闘がゴールに結び付く。途中出場のMF堂安律(フライブルク)、FW浅野拓磨(ボーフム)の連続ゴールで逆転し、そのまま2-1で逃げ切った。

 逆転勝利に大きく貢献した板倉は試合後の行為でも脚光を浴びている。選手たちを間近で撮影しようとカメラマンたちがシャッターチャンスを狙うなか、足もとを確認できずにそのまま転倒した模様だ。スタンドのファンの歓声に応えていた板倉だったが、カメラマンの転倒に気づくとすぐさま手を差し伸べて起き上がるのを手助けした。

 そんな光景を捉えたのがスペイン紙「AS」で、公式ツイッターでは「勝利の巻き添え被害。幸いにも日本人は教養がある国民」と記し、板倉の神対応シーンを紹介している。ファンから「さすが板倉選手 ほんとに良い選手すぎる」と称賛の声が上がった。(FOOTBALL ZONE編集部)