カタール・ワールドカップ(W杯)グループF第1節、ベルギー代表vsカナダ代表が23日に行われ、1-0でベルギーが辛勝した。
クロアチア代表とモロッコ代表が同居しているグループF。
3大会連続14度目の出場となる前回大会3位のベルギー。今大会も優勝候補の一角であるベルギーは、デ・ブライネやGKクルトワ、アザールらがスタメンとなった。
一方、1986年大会以来2度目のW杯出場となるカナダは、アルフォンソ・デイビスやデイビッド、ハッチンソンらがスタメンとなった。
最前線にバチュアイ、2シャドーにデ・ブライネとアザールを配す[3-4-3]で臨んだベルギーに対し、カナダがハイプレスをかける入りとすると8分にPKを獲得。CKの流れでブキャナンがシュートを放つと、カラスコのハンドを誘った。しかし、キッカーのアルフォンソ・デイビスはシュートをGKクルトワに止められてしまう。
先制のチャンスを逸したカナダだったが、気落ちすることなくその後もアグレッシブな姿勢を貫いていく。
思うように攻撃の形を作れないベルギーは、デ・ブライネが低い位置まで下がってボールを受けにかかるも、悪い流れを打破するには至らない。
それでもハーフタイム間際の44分、ベルギーがワンチャンスで先制する。アルデルヴァイレルトのロングフィードに抜け出したバチュアイがボックス内に侵入。シュートを決めきった。
ベルギーが1点をリードして迎えた後半、慎重な姿勢を崩さない中、62分にアザールに代えてトロサールを投入。
しかし、リスクを冒すことなく無理に追加点を奪いに行く姿勢は見せない。80分にはピンチを迎えたが、ラリンのヘディングシュートはGKクルトワがセーブ。
ベルギーが低調な内容ながらも守護神クルトワのPKストップでシャットアウトし、白星スタートとした。