【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE】ドイツ1-2日本(日本時間11月23日/ハリーファ国際スタジアム)

 初のベスト8以上を目指す日本代表が初戦から大番狂わせをやってのけた。優勝候補の一角ドイツ代表に前半は押しまくられたが、後半は選手交代がズバリとはまり71分に堂安律が同点ゴール、83分に浅野拓磨が逆転ゴールと、交代で入った選手が次々と結果を出し、歴史的な勝利を呼び込んだ。スタメン出場した鎌田大地はチームメイトと喜びを分かち合いつつ、試合後にはいつも通りクールな対応。「前半は彼らをリスペクトし過ぎた」「僕個人的なプレーも今シーズンで一番よくなかった出来」と、浮足立つことなく冷静に分析する凄みを見せた。

【映像】日本代表が歴史的勝利を果たしたドイツ代表戦

―率直に90分戦ってのご感想を教えてください。

 そうですね、前半はやっぱり僕たちはすごい彼らをリスペクトし過ぎて、臆病に戦っていたと思う。僕個人的なプレーも今シーズンで一番よくなかった出来だと思うし、あの前半のようなサッカーをしたまま後半も終わっていたら、間違いなく一生後悔するような内容で。それはしっかり森保さん(監督)がフォーメーションを変えて、自分たちが果敢に勇気を持ってできたことが全てだったと思います。

―今日の試合をやるにあたって、いろいろなメディアで日本が(勝つのは)難しいんじゃないかという情報が入っていました。今日2対1で勝ちました。

―僕は常に言い続けてきましたけど、彼らの方が実力があって、クオリティがあるのは間違いないと思いますけど。自分たちは本当に「勝てる」っていう風に思っていたし「最低でも勝ち点1は取れる」と心の底から思っていたんで、しっかり結果で証明できてよかったなと思います。

―次節コスタリカ戦、次勝てば決勝トーナメント進出が決まります。どう戦いますか。

 やっぱり今日は初戦で固さもあったし、彼らをリスペクトし過ぎた部分もあったと思いますけど。自分たちがしっかりやれば世界のトップとも渡り合えるっていうことが今日証明できたと思うし、僕たちはこういうプレーを続けていくことが大事だと思うんで、しっかりコスタリカに対してもいいプレーをしたいなと思います。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)