ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督が、内容に見合わぬ勝利だったと認めた。イギリス『BBC』が伝えている。

ベルギーは23日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループF第1節でカナダ代表と対戦した。

1986年大会以来2度目のW杯出場となる相手チームに立ち上がりから押し込まれると、8分にはPKを献上したがGKティボー・クルトワがストップ。難を逃れたチームはその後も主導権を握れなかったものの、44分にFWミッチー・バチュアイがワンチャンスを活かして先制に成功。後半は攻め込まれながら粘り強く守り切り、1-0で勝利した。

薄氷を踏む勝利を挙げたマルティネス監督は、試合後に内容では相手が上回っていたとコメント。そのうえで、チームはここから成長できるはずだと強調した。

「カナダのプレーが我々より上であったことは間違いない。そして我々は、もっと良いプレーをする必要があった。ここから成長する必要があるのは明らかだろう」

「この大会は、トーナメントが進むにつれて自分たちを成長させてくれるものだと思っている。こうした試合に勝つことでそれが実現していけば、チームにとって大きなアドバンテージになるはずだ」

「今日の我々は普段の才能を示すことができず、球際のクオリティでも勝てていなかった。ただ、このW杯という大会では、それ以外の部分でもクオリティを発揮しなければ勝てないのだ」