飛躍した選手の一人である
FIFAワールドカップ・カタール大会で躍進を果たしたモロッコ。グループステージではベルギー、カナダと同組となったが、無敗で切り抜け決勝トーナメントでも好成績を残した。
今大会で評価を上げた選手は多く、その一人がリーグ・アンのアンジェでプレイするMFアゼディン・ウナヒだ。
プロデビューからフランスに拠点を移しており、ストラスブール、アヴランシェを経由してアンジェにやってきた。今季クラブでも主力としてプレイしているが、アンジェは現在リーグ・アンで最下位に沈んでいる。
仏『Get French Football News』によると、ウナヒはイタリアへの移籍を希望しているようだ。インテルやミランが関心を寄せており、ナポリが争奪戦を制する可能性が高いという。またアンジェは今季だけでもウナヒを残留させたいと考えており、ナポリに移籍しても今季はローンでアンジェに戻ってくる選択肢もある様子。
他の候補でいえばプレミアリーグのレスター・シティやラ・リーガのバルセロナが獲得に手を挙げていた。レスターは積極的で、4500万ユーロのオファーを準備しているとされていたが、本人の希望もあって叶わない夢となりそうだ。
ウナヒは中盤を本職とする選手で、モロッコでは[4-3-3]のインサイドハーフとしてプレイしていた。推進力のあるドリブルが武器で、攻め込まれることが多いモロッコの陣地を何度も回復させている。正確なミドルシュートも強みの一つで、得点でも期待できる。
ナポリは今季すでにリーグ首位を独走している。15試合終えて勝ち点41で、2位ミランとはすでに8ポイント差だ。アンジェの要求を聞くならウナヒの合流は来夏以降になりそうだが、もし今冬にでも合流することになれば、さらにチームの安定感は増すことになるだろう。