森保一監督率いる日本代表は23日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ初戦でドイツ代表相手に2-1と勝利。前日には同じアジア勢のサウジアラビア代表がFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)擁するアルゼンチン代表相手に金星をあげたことにより、急きょ翌日が国民の祝日となっていた。それだけに岸田文雄内閣総理大臣に対して祝日設定を求める声が沸き起こっているが、ドイツ戦金星をうけて社員に特別休暇を付与した会社が存在することが話題を呼んでいる。

 テックエンジニア・プランナーの専門家集団としてアプリ等の開発を手掛ける『GONENGO合同会社』は24日、公式ツイッターアカウントにて「特別休暇付与のお知らせ」と題した社員向けのプレスリリースを発表。

「日本代表がサッカーワールドカップカタール大会においてドイツ代表に対し歴史的勝利を収めたため、

本日付で全社員に特別休暇日を付与することとします。

優れたパフォーマンスを然るべき場面で発揮するべく、積極的休養で英気を養うと共に、

勝利の喜びを共有しましょう。」と記している。

 すると『GONENGO麻雀部』の公式ツイッターアカウントは、各段落左端の一文字に着目。縦読みで「日本優勝」となっていることを指摘している。

 またGONENGOはSNSユーザーから「いきなり休みになっても仕事している社員いそう」という指摘を受けると、「会社が突然休日を指定した場合、社員もお客さまも困惑する事態が容易に想定されます。そのため本日以降、業務に影響がない任意の希望日に休暇を取得する運用としております」と追記。「弊社では1時間単位で休暇取得が可能です」と福利厚生面のアピールも行っている。

 なおサウジアラビア代表は22日のアルゼンチン戦で、後半キックオフからわずか8分間で2ゴールを奪い逆転に成功。終盤に入って防戦一方の展開となる中、負傷者を出しながらも時間を稼いで2-1と勝利していた。

 この金星をうけて、サウジアラビアでは23日に国民の祝日が設定。学校や休みとなったほか、国内の遊戯施設や商業施設で入場料無料になるなど、アルゼンチン戦勝利を祝うキャンペーンが実施されている。