「服を折りたたみ、備品を整理し、ハンガーもしっかりかけている」と驚き

 森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦。1点ビハインドから後半に立て続けに2ゴールを挙げ、2-1で逆転勝利を飾った。試合後に綺麗に清掃された日本のロッカールームが話題を呼んでいるなか、ブラジルメディアも「非の打ちどころがない」と称賛している。

 前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。後半、3バックへの変更とMF三笘薫(ブライトン)らの投入によってより攻撃的にシフトした日本は、同30分に左サイドの攻撃からMF堂安律(フライブルク)が押し込んで同点に追い付くと、FW浅野拓磨(ボーフム)もディフェンスラインの背後への抜け出しからゴールを奪う。終盤の逆転劇で見事に勝ち点3を奪取した。

 世紀の大金星を挙げたが、プレーだけでなく、その後の振る舞いにも脚光が当てられている。国際サッカー連盟(FIFA)公式ツイッターは日本の試合後の綺麗に整理整頓されたロッカールームを公開し、「ピカピカだ」と感謝を綴った。

 これを受け、ブラジルメディア「UOL」は「日本の選手たちはドイツ戦の勝利後、非の打ちどころがないロッカールームを残した」と見出しを打って注目。「服を折りたたみ、備品を整理し、ハンガーもしっかりかけている。おまけに鶴の折り紙も置いていった」と称賛している。

 記事ではさらに日本サポーターのスタジアムでの清掃活動も紹介。「古くからある極東の“お掃除”と呼ばれる文化だ」としていた。前回大会でも大きな反響を呼んだ日本のロッカールームと清掃活動は、ドイツ戦の大金星とともに再び注目を浴びている。(FOOTBALL ZONE編集部)