元日本代表FWの福田正博氏と同MFの前園真聖氏が11月24日、TBS系の情報番組「ひるおび」に出演。森保ジャパンが逆転勝ちしたドイツ戦を振り返った。
まず、2人は試合前の正直な気持ちを振り返った。福田氏は「大敗したらどうしようという気持ちも少しあった。逆転での勝利は全然考えていなかった」、前園氏は「勝点1で十分だと思っていた。勝つのは厳しいのが前提だった」と明かした。
試合内容については、前園氏は日本が劣勢で0-1だった前半と逆転した後半で「別のチームになった」と表現。森保監督がハーフタイムで行なった4バックから3バックへのフォーメーション変更によって「マークがはっきりしたのが、まず一つ大きかった」と分析する。
そのうえで、同番組では59分の浅野拓磨と三笘薫の投入以降を攻撃型“第1形態”と設定。左のウイングバックとして投入された三笘について福田氏は、「そこのポジションを攻撃が得意な選手にするのか、守備が得意な選手にするのかによって狙いが変わってくる」と解説した。
その後、69分のGK権田修一がドイツのシュート4本を立て続けに防いだシーンを同番組は“権田の18秒”と名付け、前園氏は「失点していたら、状況は全く変わっていた。この神セーブで『よし、いけるぞ』となった」と勝負のポイントに挙げた。
さらに、71分に堂安律が投入されて以降を同番組は攻撃“第2形態”と設定。75分に南野拓実が入って以降、フォーメーションは3-4-3ながら、左から三笘、堂安、浅野、南野、伊東と並ぶ布陣を、福田氏は「5トップ」と表現。システムが結実した堂安の同点弾のシーンを、福田氏は「(ゴール前に)きれいに5人残っていた」と分析した。
そして、浅野の逆転ゴールについて、前園氏は「浅野のああいうファーストタッチを見たのは初めて。完璧なコントロール。ゴール方向に少し角度をつけてトラップしていた」として、シュートを含め「完璧なプレー」と称賛。福田氏は「浅野があんなに技術があるとは思わなかった。あれは凄い」と驚いた。
快挙を成し遂げた森保ジャパンの次戦は27日のコスタリカ戦。福田氏は、相手チームのキーマンに守護神ケイラー・ナバスを挙げた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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