ソン・フンミンは黒のフェイスガード着用で先発出場
カタール・ワールドカップ(W杯)は11月24日に南米の強豪ウルグアイ代表と、アジアから最後の登場となった韓国代表が対戦。双方とも前半に決定機を逃し、0-0で引き分けた。
ウルグアイはベテランストライカーのFWルイス・スアレスがスタメン出場し、リバプールのFWダルウィン・ヌニェスも前線で起用。スアレスと共に2010年南アフリカW杯のベスト4入りを知るFWエディンソン・カバーニはベンチスタートになった。
一方の韓国は、今月1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)マルセイユ戦で左目付近を骨折して手術を実施したエースFWソン・フンミンが、黒のフェイスガードを着用してスタメン出場した。
序盤は韓国がボールを完全に持つ展開だったが、ウルグアイもボールを奪いにいかず様子を見ているような時間帯だった。徐々に局面バトルが激しくなり出すと前半34分、韓国は右サイドからグラウンダーのラストパスにゴール前で完全にフリーなFWファン・ウィジョが合わせた。しかし、ガンバ大阪でもプレー経験を持つストライカーはクロスバーの上にシュートを外してしまった。
逆にウルグアイは前半終了間際にコーナーキックをDFディエゴ・ゴディンが打点の高いヘディングで叩くもゴールポスト直撃。互いに1本ずつビッグチャンスを逃して前半を終えた。
ハーフタイム明けになると試合は徐々にヒートアップ。後半13分にはソン・フンミンの背後からウルグアイのDFマルティン・カセレスが激しく奪いにいきアキレス腱の辺りに接触。ソンのスパイクが脱げて悶絶する姿もあり、南米の武闘派集団ウルグアイの厳しさが垣間見えた。
ウルグアイは後半半ばにスアレスからカバーニへの交代を行い、ゴール前への圧力を掛ける時間帯が長くなった。韓国はなかなか敵陣にボールを運べず、ソン・フンミンが良い形でボールを持つ場面も作れなくなった。
しかし、ウルグアイも最後のところで崩しきれず試合はこのまま0-0の引き分け。今大会で4試合目のスコアレスドローとなり、勝ち点1を分け合った。(FOOTBALL ZONE編集部)