現地時間11月24日、カタール・ワールドカップのグループステージ(H組)第1戦、ウルグアイ対韓国が行なわれ、0-0で引き分けた。

 立ち上がりにペースを掴んだのは韓国。球際で激しさを見せ、効果的にロングボールを使い、サイドに起点を作りながら攻め込んでいく。

 やや劣勢のウルグアイは19分、チャンスを創出。後方からのロングボールに走り出したバルベルデが、正確なトラップからボレーを放つが、シュートは枠を捉えず。22分には右サイドからのクロスにヌニェスが飛び込むも、紙一重でボールに届かない。

 一連の流れでウルグアイが活気づき、敵陣に押し込む回数を増やしていく。韓国も負けてはおらず、26分には、昨季のプレミアリーグ得点王でエースのソン・フンミンが左サイドから巧みなステップでカットイン。右足で狙ったが決め切れない。

 34分には、韓国に決定機が訪れる。キム・ムンファンのお膳立てから、エリア内でフリーのファン・ウィジョが右足でダイレクトシュート。決まったかに思われたが、ボールはバーの上を超えていく。

 セカンドボールの回収率でも上回る韓国が分厚い攻撃を見せるが、ウルグアイの粘り強い守備をなかなか崩せない。43分には右CKからウルグアイのゴディンがポスト直撃のヘディングシュート。両チームとも決定的なチャンスをモノにできず、前半はスコアレスで折り返す。
 
 迎えた後半、韓国が自分たちのリズムでゲームを進めながら相手ゴールに迫っていく。ウルグアイもマイボールにすれば、確実につなぎながら攻撃の糸口を探っていく。

 一進一退の攻防が続くなか、お互いに敵陣のエリアまでボールを運ぶものの、ネットを揺らすまでには至らない。

 81分には、ヌニェスのシュートに途中出場のカバーニが頭で合わせに行くが捉え切れない。終了間際のバルベルデの強烈ミドルはポストに嫌われ、ソン・フンミンの左足ショットはポストの脇にそれる。

 結局、最後まで均衡は崩れず。スコアレスドローでタイムアップを迎え、勝点1を分け合う結果となった。

 韓国は次戦、28日にガーナと対戦。ウルグアイは同日にポルトガルと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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