「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチ率いるセルビア代表は25日、FIFAワールドカップ・カタール大会グループリーグ初戦でブラジル代表と激突。戦術がミハイロ・ペトロヴィッチ率いる北海道コンサドーレ札幌に似ていると話題を呼んでいる。
名古屋グランパス元監督であるストイコビッチは、昨年2月からセルビア代表を指揮。FWクリスティアーノ・ロナウド(無所属)擁するポルトガル代表を抑えてカタールW杯欧州予選をグループ首位で終え、W杯本大会出場権を獲得していた。
そのセルビア代表はW杯優勝候補であるブラジル代表との一戦で0-2と敗北。前半からブラジル代表の波状攻撃を受けると、後半にFWリシャルリソン(トッテナム・ホットスパー)に2度ゴールネットを揺らされた。くわえてシュート5本、枠内シュートゼロに抑えられるなど攻撃陣も機能しなかった。
ブラジル代表が今年6月に日本代表と対戦したこともあり、この一戦に対する注目度は日本国内でも高かった模様。そんな中、ツイッターでは「セルビア代表のビルドアップがミシャ式だ」、「ピクシーがミシャ式っぽいことやっている」、「割とミシャ式の香りが…」というコメントが投稿されるなど、セルビア代表攻撃の局面が話題に。「ミシャ式」がトレンド入りすると、北海道コンサドーレ札幌サポーターからは「コンササポとして嬉しい」といった声が上がっている。
なおセルビア代表は28日にカメルーン代表と激突。来月3日にはスイス代表と対戦する。MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ)やFWドゥシャン・タディッチ(アヤックス)ら攻撃陣にタレントを擁する中、グループリーグ残り2試合で「ミシャ式」の攻撃が通用するか注目が集まる。