FIFAワールドカップカタール2022・グループH第1節、ポルトガル代表対ガーナ代表の試合が現地時間24日に行われ、ポルトガル代表が3-2の勝利をおさめた。この試合で、試合終了直前にポルトガル代表GKディオゴ・コスタが信じられないミスを犯し、あわや失点という場面があり、ポルトガル紙『ア・ボラ』は唖然としている。
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが65分にPKを決めて、W杯史上初の5大会連続ゴールを記録すると、一気に試合がシーソーゲームの展開となる。73分にガーナ代表のアンドレ・アイェウがゴールを決めて同点に追いつくが、すぐさまポルトガル代表のジョアン・フェリックスが78分に勝ち越し弾。80分にはポルトガル代表のラファエル・レオンも得点し、リードを2点にひろげた。それでも諦めないガーナ代表は、89分にオスマン・ブカリのゴールで1点差に詰め寄る。
その後、両チームにゴールは無く、このまま試合が終了するかに思われた。しかし、後半アディショナルタイムの9分も過ぎて、浮き球をキャッチしたGKコスタがボールを蹴り出せば終わりとも考えられた時間帯に、ありえないミスを犯してしまう。
背後を確認しないままボールを地面に置くと、その隙を狙っていたガーナ代表のイニャキ・ウィリアムズがボールを奪い取り、シュートを放とうとする。ボールはゴール方向へ転がり、あわや失点という場面だったが、ボールの転がるスピードが遅かったことと、辛うじて味方に助けられ、ポルトガル代表は失点せずに済んだ。
C・ロナウドも驚きの表情をしていたが、逃げ切ったポルトガル代表が3-2の勝利をおさめている。同メディアはタイトルに「信じられない。ディオゴ・コスタが90分+10分に、恥を掻くところだった」とつけ、「試合終了のホイッスルの数秒前に大きな戦慄が走るのを免れることは出来なかった」と報じている。