約半数が空席も、公式発表では満員と報告
カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間11月20日に開幕し、日本代表やサウジアラビア代表の“番狂わせ”が起きるなど、盛り上がりを見せている。一方で、スタジアムの観客数には疑問が投げかけられており、英メディアは「写真がW杯の入場者数の嘘を暴く」と報じている。
スタジアムの公式観客数に疑問を呈したのは、米紙ニューヨーク・タイムズのタリク・パンヤ記者だ。
23日に行われたモロッコ代表対クロアチア代表の試合を訪れたパンヤ記者は「スタジアムは半分ほどしか埋まっていないが、モロッコファンは素晴らしい雰囲気を作り出している」と称賛し、記者席から撮影したと思われる写真を投稿。バックスタンドは空席が目立ち、6割ほどの客入りとなっていることが分かる。
試合は0-0で終了したなか、公式に発表された入場者数は5万9407人。対してスタジアムの収容人数は6万人だ。これを受け、パンヤ記者は「公式発表は5万9407人。これは違う。空席に見えた場所にとてもとても小さい人が座っていない限り」とツイート。“水増し発表”疑惑を指摘した。
英メディア「スポーツ・バイブル」は「写真がW杯の入場者数の嘘を暴く」と注目。各会場で収容人数以上の入場者数が報告されていることに触れ、“疑惑”を報じている。(FOOTBALL ZONE編集部)