ドイツ戦の勝利と「グループE最終節の騒乱」を米メディアがピックアップ

 カタール・ワールドカップ(W杯)は、アルゼンチン代表の36年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。今大会も様々な名シーンが生まれたが、海外メディアは「印象的なシーン」として10の出来事をピックアップ。2つの日本代表の勝利も選ばれている。

 11月20日に開幕したカタールW杯は、12月18日に行われた決勝までに64試合を開催。決勝ではアルゼンチンがPK戦の末にフランス代表を破り、1986年以来となる優勝を成し遂げた。

 森保一監督率いる日本の健闘や、アフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコ代表の躍進など、トピックには事欠かなかった今大会。米ラジオ局「KFGO-FM」は「W杯での印象的なシーン10」と題し、世界に話題を提供した10の出来事を紹介している。

 サウジアラビア代表のアルゼンチン戦の勝利や、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがクロアチア代表DFヨシュコ・グバルディオルを翻弄したシーンなどが選ばれるなか、日本の2つの勝利もピックアップされた。

 まずは初戦のドイツ代表戦(2-1)の勝利だ。「日本のドイツ戦での衝撃的な逆転勝利」と取り上げ、「ドイツはFIFAへの抗議のアクションからスタートしたが、試合終了の笛が鳴った時には非現実的な1-2の逆転負けとなっていた」と“番狂わせ”を伝えている。

 そして2つ目はスペイン代表戦の勝利を含めた「グループE最終節の騒乱」。日本が首位通過を決めた歴史的な日について「激動の夜は世界のサッカー界をひっくり返した」と表現し、試合中に一時は日本とコスタリカ代表が1位と2位になったことにも注目していた。

 最終的には“メッシの大会”としての印象が強く残ったカタールW杯だが、日本の躍動も多くのサッカーファンの目に今も焼き付いている。(FOOTBALL ZONE編集部)