イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、日本代表がドイツ代表に逆転勝利を収めたことに驚いてはいないことを明かした。24日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

 FIFAワールドカップカタール2022のグループステージ初戦では22日にサウジアラビア代表がアルゼンチン代表に2-1で逆転勝利を収めると、翌23日には日本代表もドイツ代表に2-1で逆転勝利を収めるなど、番狂わせが起きている。

 この結果には世界中から驚きの声が上がっているが、サウスゲート監督は「そのプロセスはしばらく続いている。確実に世界中で戦術的なアイデアの共有が進んでおり、よりグローバル化された試合を見ることができている」と冷静に各国の力の差は縮まっているとの見解を明かした。

 また、25日にグループB第2節でアメリカ代表と対戦するイングランド代表。サウスゲート監督は同試合に備え、今年9月に行われたアメリカ代表の親善試合の日本代表戦(2-0で日本の勝利)、そしてサウジアラビア代表戦(0-0のドロー)を見ていたことから、番狂わせを起こした日本代表の実力を知っていたことも明かした。

「私たちはアメリカとの試合に向けて、彼らが(9月に)日本とサウジアラビアと対戦したのを見ていたから、(番狂わせに)驚きはしなかった。私たちは日本を知っていた。特にあの試合はとてもとても強かった」

「だから、最高の状態でいなければならない。選手たちは(初戦のイラン代表戦で)2点失ったことを嘆いていたが、勝ち点3を獲得したことを喜ぶべきだと言ったんだ。そしてそれを続けるべきだとね。どのチームも十分に訓練され、戦術を持っているから、すべてのチームに対して準備する必要がある」