サッカー日本代表元監督のジーコ氏は、長きにわたり明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを支えている。そんなジーコ氏が今月にブラジルメディア『ランセ』のインタビューに応じた際、鹿島アントラーズから生涯契約の打診を受けたことを明かした。

 現在69歳のジーコ氏は、Jリーグ創設期の1990年代に鹿島アントラーズで活躍。日本代表監督として2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会に参加。2018年7月からテクニカルディレクターという立場で古巣である鹿島アントラーズを支えていたが、今季からクラブアドバイザーとして強化を含めたクラブ全体のサポート業務を担当。昨季終了後に一時帰国していたが、9月下旬に今季2度目となる来日を果たしている。

 そんなジーコ氏は「今、私の手元には信じられないようなニュースがある。鹿島アントラーズが私にクラブアドバイザーとして生涯契約を打診したんだ。とても嬉しいね」と、鹿島アントラーズからのオファーを告白。

 「ここ数年間、クラブの発展やファンとのつながりのために行ってきた仕事が認められた証拠である。クラブの発展のために懸命に働いてきた者が報われたんだ」と語るなど、喜びをあらわにしたという。

 なおジーコ氏は24日、自身のインスタグラムアカウントを更新。森保ジャパンがドイツ代表相手に金星をあげたことをうけて「ワールドカップで日本代表がドイツ代表を2-1で下しことは、私にとって大きな喜びだ」

 「だが日本サッカー協会から『日本サッカーの発展に貢献した』という感謝の言葉を受けると、さらなる喜びを感じる。感謝は、我々の辞書に載っている最も美しい言葉のひとつだ。日本の皆さんに感謝しているよ」と綴っている。