【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】ブラジル2-0セルビア(日本時間11月25日/ルサイル・スタジアム )
ワールドカップで生まれたスーパーゴールというのは後世にまで語り継がれるものだが、ゴールまでの過程が注目されることは多くない。この試合でブラジル代表FWリシャルリソンが決めたスーパーゴールが話題になっているが、その前のシーンであるブラジル代表FWビニシウスのクロスにも注目するべきではないだろうか。
ブラジルは1点をリードした状態で72分を迎えた。追加点を狙うため、サイドで前を向いたビニシウスが相手選手と1対1に持ち込む。ドリブル突破を狙っているように見えたビニシウスだが、冷静に中の状況を確認しアウトサイドで美しいクロスを上げた。クロスを受け取ったリシャルリソンがスーパーなゴラッソを決め、ブラジルはリードを広げることに成功した。
ABEMAの解説者、玉田圭司氏は「ビニシウスはあそこを見てるんですよね」とドリブルではなくクロスを選択したビニシウスの視野の広さを絶賛した。この場面に対してABEMA視聴者からは「芸術でしかない」「ヴィニナイスアシスト」「現地で見た人羨ましすぎる」とのコメントが寄せられた。
リシャルリソンのゴールは言うまでもなくこれからも語り継がれていくだろうが、それを生んだビニシウスのプレーも素晴らしいものだ。ゴールまでの過程に注目してみてみると、サッカー観戦がより面白くなるかもしれない。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)