コスタリカ戦はデイゲーム開催、暑さ対策も重要か

 日本代表は現地時間11月25日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2戦のコスタリカ戦(27日)に向けたトレーニングを行った。これまでは夕方からトレーニングを行っていたが、暑熱対策のために午前中に練習をスタート。冒頭部分のみが公開となったが、痛いくらいの日差しのなかで、選手たちは汗を流した。

 今回のW杯が開催される各スタジアムは冷房が効いているが、日中は日差しが強い。写真を撮影するカメラマンも、大粒の汗を流して「夜の試合の撮影とは全く違う」と話していた。選手たちにとっても、デイゲームとナイトゲームでの感じ方は異なるものになるはずだ。

 当初、11時から始まる予定だったトレーニングだが、ミーティングを行ったため、チームは30分遅れでピッチに姿を現した。そこからランニングなどのアップを行い、ロンド(ボール回し)が終わったところで公開時間は終了した。

 全体練習にDF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF冨安健洋(アーセナル)の姿はなく、別メニューでの調整になるという。代表広報によると、冨安は右太もも裏の違和感、酒井は左太もも裏の違和感のための別メニュー調整。コスタリカ戦は欠場することが見込まれる。

 温度計を日陰に置いておいたところ、29度だったが、日の当たる場所に置くと測定不可能になる暑さは、選手たちにも堪えるだろう。念入りに水分補給をしていた。

 対戦するコスタリカは、日の落ちた18時からの練習を予定している。暑熱対策を行った日本としていないコスタリカの影響は、どのように試合に出てくるだろうか。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)