後半5分に相手GKノッペルトが弾いたところをバレンシアが詰めて同点
カタール・ワールドカップ(W杯)グループA第2戦のオランダ代表対エクアドル代表は、1-0とオランダがリードして後半に入った。しかし、後半5分にエクアドルは、第1戦カタール戦(2-0)でもチームの全ゴールを決めたFWエネル・バレンシアが2試合連続のゴールを決め、同点に追いついている。
前半の途中からオランダを攻め立てたエクアドル。前半アディショナルタイムには、コーナーキック(CK)からのゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で得点は認められなかった。後半の立ち上がりも、勢いよく試合に入ったエクアドルは、後半5分に中盤でオランダの攻撃を食い止めると、ショートカウンターに転じる。
FWゴンサロ・プラタのパスを受けた、MFペルピス・エストゥピニャンが抑えのきいたシュートを放つと、オランダ代表GKアンドリュー・ノッペルトがこれを弾く。こぼれ球に詰めたのが、バレンシアだった。オランダのDF陣はオフサイドを主張したものの、DFナタン・アケが残っていたためゴールは認められた。
初戦で2得点を挙げ、イングランド代表FWブカヨ・サカ、イラン代表FWメフディ・タレミ、スペイン代表FWフェラン・トーレスとともに、1試合を終えた段階での大会得点王となっているエースのゴールに、エクアドルサポーターは大興奮。場内はエクアドルのホームスタジアムのような雰囲気となっている。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)