現地時間11月25日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(A組)第2試合目で、FIFAランキング8位のオランダと、同44位のエクアドルが激突した。それぞれ初戦で前者はセネガル、後者は開催国カタールを2-0で退けており、共に連勝を懸けての一戦となった。

 勝てば決勝トーナメント進出が決まるオランダは開始6分、いきなり先制点を奪う。ガクポがペナルティエリア手前から左足で強烈なシュートを放ち、ゴールに突き刺した。PSVでオランダリーグトップの9ゴールを挙げている23歳は、初戦から連発となった。

 追いかけるエクアドルは32分に、開幕戦で2発を叩き込んだ大黒柱エネル・バレンシアが左サイドから切り込み、右足を一閃。枠を捉えるが、セネガル戦で代表デビューを飾ったGKノペルトの好守に阻まれる。

 南米の雄はさらに前半アディショナルタイムにはCKの流れから、エストゥピニャンがネットを揺らすも、オフサイドで得点は認められない。
 
 それでも後半開始直後の49分、ショートカウンターからエストゥピニャンがシュート、これをノペルトが弾いたところを、E・バレンシアが押し込み、ついに同点に追いつく。エクアドル代表の最多得点記録を更新し続ける33歳は今大会3ゴール目で、得点ランキングで単独トップに立った。

 まさかの展開となったオランダは、後半から入ったエースのデパイにボールを集めるが、思うようにチャンスを作り出せない。

 その後、終盤にかけては互いに足が重くなり、スローな展開に。結局試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。

 この結果、互いに勝点4の状態で、16強入りを懸けて最終戦を戦うこととなった。なお、連敗したカタールは3位以上が確定し、1試合を残して敗退が決まった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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