オランダはガクポの2戦連発で先制するも、後半4分に追い付かれる
カタール・ワールドカップ(W杯)はグループリーグ第2戦が11月25日に各地で行われた。オランダ代表とエクアドル代表の一戦は、両者譲らず1-1のドローに終わった。
オランダは前半6分、最終ラインのDFナタン・アケの縦パスを起点にFWステフェン・ベルフワイン、MFデイヴィ・クラーセンとつなぎ、最後はFWコーディ・ガクポが左足の強烈なミドルシュートをゴール左隅へ突き刺して先制。ガクポは2試合連続得点で、オランダの攻撃を牽引している。
一方、先制されたエクアドルだったが、ボールを奪ってから前線へ素早く展開する攻撃で次々にチャンスを作り出していく。同32分には左サイドからドリブルで切れ込んだFWエネル・バレンシアがニアサイドへ鋭いシュート。GKアンドリース・ノッペルトの好守に阻まれたが、徐々にオランダゴールに迫っていく。オランダがリードしたものの、エクアドルやや優勢の流れでハーフタイムを迎えた。
すると、前半の勢いを後半に持ち込んだエクアドルは、後半4分にバレンシアが同点ゴールをゲット。エストゥピニャンのシュートのこぼれ球に素早く反応し、右足で押し込んだ。バレンシアは初戦の2得点に続き、これで今大会3得点目。同14分にはMFゴンサロ・プラタのシュートがクロスバーを直撃する場面もあった。
この試合に勝てば決勝トーナメント進出決定というオランダだったが、エクアドルに押され気味の後半は沈黙。そのまま1-1で試合を終えることになった。
なお、エクアドルはゴールを決めたバレンシアが同45分に負傷で交代を余儀なくされた。エクアドルにとっては第3戦に向けて大きな不安材料となりそうだ。
このA組は2試合を終え、オランダとエクアドルが勝ち点4で横並び。同3のセネガルが3位、3連敗の開催国カタールが4位となった。(FOOTBALL ZONE編集部)