【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループB】イングランド0-0アメリカ(日本時間11月26日/アル・バイト スタジアム)

ワールドカップなどの国民的行事に大統領が訪れることは珍しいことではない。しかし、異国同士の試合に来るのはレアなケースだ。イングランド対アメリカの一戦では、息子の活躍を見ようと現リベリアの大統領がスタンドに姿を現した。この大統領は普通の政治家ではない。バロンドール経験者の名サッカー選手なのだ。

【映像】息子の試合を観戦!現リベリア大統領ジョージ・ウェア登場

アメリカ代表FWティモシー・ウェアは開幕戦に続いてスタメンに名を連ねた。83分に交代を告げられベンチに戻ろうとした時、スタンドで拍手をするジョージ・ウェアが映された。

この場面をABEMAで実況者を務めた片山真人アナウンサーは「ティモシー・ウェアの父、現リベリア大統領です」と伝えた。この試合でのティモシー・ウェアはゴールこそ決めなかったが、相手センターバックに対して常に効果的な位置でポジションを取るなどチームに貢献していた。そして息子の健闘を讃えるジョージ・ウェアの姿は、親子愛を感じさせる場面となった。

この場面に対してABEMA視聴者からは「リベリアの怪人」「パパやん」「授業参観かよ」と画面越しの親子共演に大興奮の様子だ。

父ジョージ・ウェアは現役時代にリベリア代表でプレーしており、息子ティモシー・ウェアとは代表チームが異なるが、それでも応援する姿はとても微笑ましいものだ。ジョージ・ウェアはリベリア代表で75試合に出場しているが、ワールドカップとは縁がなかっため、息子がワールドカップの舞台で戦っているのを嬉しく感じているのではないだろうか。

(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)