森保一監督率いる日本代表は、27日のFIFAワールドカップ・グループリーグ第2戦でコスタリカ代表と激突する。試合前日にMF遠藤航(VfBシュツットガルト)がコスタリカ代表の印象を語ったが、記者からの質問に対して慎重な姿勢を見せている。26日、スペイン紙『スポルト』が伝えた。

 森保ジャパンは23日、グループリーグ初戦でW杯優勝候補のドイツ代表相手に2-1と勝利。グループリーグ突破が期待されている。一方のコスタリカ代表は初戦でスペイン代表相手に0-7と大敗。日本代表との一戦で敗れると、グループリーグ敗退が決まる。

 このグループリーグ突破の行方を左右する一戦を前に、遠藤航は前日会見で「明日の試合は我々にとってもコスタリカ代表にとっても非常に重要な試合です。コスタリカ代表はこれまでのワールドカップ(2014年のブラジルW杯)でベスト8まで勝ち進んでいます。タフな試合になると思いますし、しっかり準備しないといけません。自分たちの持っているものすべてをピッチで発揮します」と意気込みを語っている。

 またコスタリカ代表で警戒すべき選手を聞かれると「ケイロル・ナバスがいますし、コスタリカ代表の守備がとても堅いことは分かっています。良い選手ばかりですよ」と、GKケイロル・ナバス(パリ・サンジェルマン)の名前を挙げる。

 ただ一方で「他にも良い選手が何人かいます。ただここで名前を挙げると、我々の作戦がばれるかもしれません。内緒にしておきますよ」と、メディアからの質問に対してすべてを明かさなかった。

 なお日本代表はコスタリカ戦で勝利し、かつスペイン代表がドイツ代表に引き分け以上の場合にグループリーグ突破が確定する。「ベスト8入り」という最大目標にむけて、コスタリカ戦の勝敗がカギを握りそうだ。