現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、日本はクロアチアにPK戦の末、敗れた。
コスタリカ戦(0-1)で負った怪我の影響でスペイン戦(2-1)では87分からの出場にとどまった遠藤航は、クロアチア戦でボランチとしてスタメンに復帰して120分間フル出場。自慢の守備に加え、縦パスやミドルシュートなど攻守に渡ってチームを支えた。
試合後に取材に応じた遠藤は、自身の状態について「身体的に問題なかった」として、日本初のベスト8進出をかけた一戦だったが、「個人的には、何も考えずできることをやるだけ。緊張はせず、落ち着いてプレーした」と振り返る。
また、試合内容は「自分たちがボールを動かせるゲーム展開ではあった」として、「PK戦で勝っていれば何も問題なかった」「PK戦まで持ち込んでしまった。PKは仕方ない部分もある」と語った。
さらに、伊東純也が右サイドで優位性を発揮するなど、日本の選手の質が向上している点については「クロアチアと対等にはやれたと思う。日本代表選手たちのクオリティは、たぶん高くなってきている」と自信を見せる。
一方、「逆に、ドイツ、スペイン。クロアチアにも、そういう選手たちが普通にいる。ようやく世界と対等に戦える土台に立てるというのが、個人的な見解。さらに、20人、30人、2チーム分作れるクオリティを持ったチームが、さらに上に行ける。成長していると思うが、まだまだベスト8に足りなかった」と分析した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【W杯PHOTO】日本 1(1PK3)1 クロアチア|またしても初のW杯ベスト8進出には届かず...PK戦にもつれる激闘の末敗退