サッカー界のレベル向上を指摘「多くの国で発展、あらゆる場所で技量が向上」

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、カタール・ワールドカップ(W杯)を戦う日本代表について言及し、「日本と韓国がアジア最強のチーム」との見解を示している。韓国の放送局「MBC」が伝えた。

 戦術などを分析する国際サッカー連盟(FIFA)の技術研究グループが11月26日に会見を実施し、ザッケローニ氏が出席。2010年から14年まで日本代表を指揮し、中国の北京国安やUAE代表の監督を歴任した同氏は現在、FIFA技術研究グループの一員として活動している。

 日本がドイツ代表に2-1と逆転勝利したことを受けて、ザッケローニ氏は「日本とサウジアラビア(初戦でアルゼンチンに勝利)が出した結果は驚くべきことではない」と言及。さらに「サッカーは多くの場所、多くの国で発展しており、あらゆる場所で技量が向上した」と語っている。

 また日本と監督についても触れており、韓国については「日本サッカーとは異なりフィジカル的な動きをより重視する」と考察。そのうえで、「日本と韓国がアジア最強のチームだ」との評価を下している。

 27日の第2戦でコスタリカ代表と対戦する日本。この一戦に勝てば、他会場の結果次第で決勝トーナメント進出が決まる可能性があるなか、日本サッカーの命運を懸けた試合となりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)