元中国代表のストライカーで、現在は武漢長江の監督を務めるリ・ジンウがカタール・ワールドカップについて振り返った。中国のウェブサイト『懂球帝』が12月23日に伝えている。

 リ・ジンウは「アジアのサッカーと世界のトップチームとの差はさらに広がるだろうと当初は思っていたが、サウジアラビア、日本、韓国、イランの力強いプレーは予想していなかった」と本音を打ち明け、こう続けている。

「私の予想を超えて、アジアのサッカーはここ数年で改善されている。しかし、その理由は、多くの選手がヨーロッパでプレーしているという事実と切り離せないのを認めなければならない」  

【画像】世界的な反響を呼んだ森保監督のお辞儀
 45歳の指揮官は「日本代表が我々に最も衝撃を与えたのは間違いない。多くの人がドイツに勝ったのは偶然だと思っていたが、同じようにスペインを破り、クロアチアと120分間やって引き分けた(PK戦はドロー扱い)。偶然ではなかったのふぁ」と語っている。

「日本サッカーの進歩と変化に圧倒されている。ただ、我々ももっとうまくやれるという自信を与えてくれるはずだ」

 さらに、「今回、日本代表がこのような結果を成し遂げるのは簡単ではなかった。ドイツとスペインと対戦し、以前のスタイルとは全く異なる戦術でプレーした。中国の評論家の言葉を借りれば、そのプレースタイルは非常に実用的だったかもしれない。しかし、それが勝ったのだ。これがサッカーだ」と述べ、森保ジャパンを賞賛している。

「すべてを完璧にやるのは本当に難しい。最も重要なことは、自分が何を望んでいるのかを知ることだ。日本人はそれを実行したんだ」

 日本の快進撃は、衝撃とともに勇気を与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部