サッカー日本代表は27日、カタールワールドカップのグループステージ第2戦でコスタリカ代表と対戦する。

 第1戦でスペイン代表に0-7で大敗を喫したコスタリカ代表は、[4-4-2]を基本フォーメーションに採用している。2トップは縦関係になり、FWアンソニー・コントレラスが最前線で起点に。その周囲をFWジョエル・キャンベルが衛星的に動いてセカンドトップの役割を果たす。

 ビルドアップ時にはボールを保持する姿勢も見せるが、選手同士の距離感が遠く、なかなかボランチを経由した組み立てが機能しないことも。センターバックやサイドバックからのロングフィードで前線へ一気に展開するパターンが自然と多くなる。

 スペイン代表戦では後半開始からDFケンドール・ワストンを投入し、[5-4-1]のフォーメーションに変えた。前半だけですでに3失点を喫しており、さらなる崩壊を防ぐための守備的なシフトだったが、あえなく4失点。ただ、オプションとしての5バックを持っていることは確認できた。

 また、4バックのままでもMFブライアン・ルイスを途中投入した際に[4-3-1-2]や[4-2-3-1]へと変化する選択肢も持っている。今大会限りでの現役引退を表明しているチームの象徴をトップ下に据え、より攻撃的に振る舞いたい時に使ってくるはずだ。

 オーソドックスな[4-4-2]を基本としつつ、試合の中で[5-4-1]や[4-3-1-2]、[4-2-3-1]に変化することができる。もちろん試合開始時から5バックを採用することも考慮されているだろう。手堅い守りと豊富なオプションを備えたコスタリカ代表に要注意だ。

コスタリカ代表戦のテレビ放送予定、キックオフ時間は?
【画像】日本代表、コスタリカ代表戦予想スタメン&フォーメーション