スペイン戦では為す術なく7失点

FIFAワールドカップ・カタール大会グループステージ初戦でスペイン代表と対戦したコスタリカ代表は、一方的に攻め込まれて0-7の大敗を喫した。

スペインの完成度が抜群に高かったのは確かで、流れるような攻撃は非常に美しかった。しかし、コスタリカにも問題があったのではないか。

スペイン『MARCA』は、「ケイロルは、もはやかつての彼ではない。彼が今季PSGで1分もプレイしていないことには理由がある。スペインは7本の枠内シュートで7点を奪った」とコスタリカ守護神の状態を嘆いている。

コスタリカ代表のゴールを守るのは、経験豊富なケイロル・ナバスだ。現在はパリ・サンジェルマンに所属しており、ワールドクラスの実力者と言っていい。

しかし、今のパリにはイタリアの若き守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがいる。昨季はナバスとローテーションしていたが、今季はドンナルンマが守護神として固定されており、ナバスは今季パリで1分もプレイしていない。

経験豊富な選手とはいえ、クラブでまったく出番がないままワールドカップ本番を迎えるのは厳しい。35歳とベテランの領域に入っており、パフォーマンスレベルが落ちたところもあるか。

もちろん優れたGKであることに変わりはないが、スペイン戦でほとんど仕事が出来なかったことに関して評価は厳しめだ。27日には日本代表との第2節が行われるが、今でもナバスはワールドクラスのGKなのだろうか。