コスタリカ代表のFWジョエル・キャンベル(クラブ・レオン/メキシコ)が、27日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節日本代表戦に向けて意気込みを語った。
熾烈な北中米・カリブ海予選と大陸間プレーオフを戦い抜いてきたコスタリカ代表は、グループE第1節でスペイン代表と対戦し、0-7で大敗した。W杯の舞台で屈辱を味わったキャンベルは「フットボールでは良くないことも起きる。バルセロナだって、2-8というスコアで負けた(2019-20シーズンのCL・バイエルン戦)。それもフットボールなんだ。僕たちは、スペイン戦で何が起こったのか学んでいく必要がある」と語りつつ、「代表チームとして0-7で負けたいなんて、誰も思っていなかった。これまでもチーム一丸で取り組んできたし、W杯でも同じように戦っていく」とチームの結束力を武器に巻き返しを図ることを誓った。
第2節日本戦に敗れれば、グループステージ敗退の可能性が高まるコスタリカ代表。後が無い状況で迎える一戦について、キャンベルは「タフな試合になる。日本は強いし、ドイツに勝ったことで士気も高まっていると思う。ただ僕たちにとって、もしかしたら今大会で最後の重要な試合になるかもしれない」と覚悟。続けて「勝利のために、できる限りのことをする。日本は(この試合で)次のステージに行くことを決めたいと思って臨んでくるから、素晴らしいゲームになるはずだ。集中してダイナミックに、その中でやれるだけのことをやっていく」と意気込みを示した。
最後に、2014年のブラジル大会以来となる決勝トーナメント進出へ諦めないことを口にしたキャンベルは「まだ次のステージにいく扉は閉ざされていない。可能性がある限り、すべて信じていきたいし、それを勝ち取りに行く。明日勝てば、まだチャンスがある」と胸中を明かしている。