DFヴァランやデシャン監督がムバッペについて語る
フランス代表はカタール・ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメント進出を決めた最初のチームとなった。負傷により主力戦を多く欠くなかでも前回王者としての強さを見せつけているが、中でも際立った活躍を見せているのが2試合で3得点のFWキリアン・ムバッペだろう。同僚DFラファエル・ヴァランやディディエ・デシャン監督もその特別な才能を称賛している。
フランスはグループリーグの第1戦でオーストラリア代表に4-1で快勝。そして現地時間11月27日に行われた第2戦はデンマーク代表を2-0で下した。そのなかでムバッペはオーストラリア戦で1ゴール、デンマーク戦で2ゴールを記録した。
前回のロシアW杯は19歳での出場ながら4得点を決めて優勝に貢献。今大会は当然のように厳しいマークを受けているが、ムバッペはそれをものともしない活躍を見せている。同僚のDFラファエル・ヴァランはデンマーク戦の終了後、仏紙「レキップ」で「彼は違いを生み出す非常に才能ある選手。(勝利は)集団としての努力の結果だが、違いを生み出すのは常に才能ある選手だ」とムバッペを称賛し、その重要性を強調した。
また、仏紙「ウエスト・フランス」によれば、指揮官のデシャン監督はムバッペを「例外的なプレーヤー」としたうえで「フランスには非常に優れたキリアンを必要としている。彼は言葉ではなく、行動で示す機関車のようなリーダー」と称賛した。
フランスは今大会MFポール・ポグバやMFエンゴロ・カンテ、FWがカリム・ベンゼマといったスター選手が負傷により不在。それでも各ポジションにビッグクラブでプレーするスター選手を抱えているが、やはりムバッペは別格の存在のようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)