オーストラリア代表GKのマット・ライアンが27日、同代表の公式サイトでコメントした。

 26日、オーストラリアはFIFAワールドカップカタール2022のグループD第2戦で、チュニジアと対戦。試合は、ファジアーノ岡山に所属するFWミッチェル・デュークの得点を最後まで守り抜いた“サッカールーズ”(オーストラリア代表の愛称/サッカーとカンガルーを合わせた造語)が勝利。2010年南アフリカ大会の第3戦、セルビア戦以来、12年ぶりのW杯本大会での勝利を掴んだ。

 試合から一夜明け、主将としてチームの勝利に貢献したライアンがインタビューに応じた。

「(この勝利は)選手、家族、スタッフ、そして我々の旅に着いて来てくれた全ての人々に対する大きな誇り。これが全ての犠牲を払い、自分自身を捧げる理由だ。それは、このような午後のためだ」

 また、ライアンはこの試合でマシュー・レッキーとともに、W杯で8度目の先発出場。これはオーストラリアで歴代最多となり、途中出場を含めた出場数でも、マーク・ブレッシアーノ氏、ティム・ケーヒル氏の9試合に次ぐ数字となっている。また、オーストラリアのサッカー史でも史上2回目となるクリーンシート(無失点試合)を達成。これは1974年の西ドイツ大会以来、何と48年ぶりのようだ。ライアンはこれについても、次のように語っている。

「W杯で勝ち、クリーンシートを達成したチームの一員になることは、それは非常に特別なものになるはずだね」

「それらのことについては本当に考えていなかった。確かにそれは、間違いなく夢が叶った瞬間だ。最高の大会であるW杯でプレーし、クリーンシートも達成し、試合に勝つことを夢見て育ったGKにとってはね」

 そして、この勝利で2位に浮上し、オセアニア勢として出場した2006年ドイツ大会以来、16年ぶりの決勝トーナメント進出も見えてきた。最終戦のデンマーク戦について、以下のように語っている。

「次の試合はすぐ迫っている。結果に満足している訳ではなく、ハングリーだし、もっと先に行きたい。決勝トーナメントに到達したいね。残り100分(アディショナルタイムを含めた数字)あるから、今日は勝利を喜び、明日からはデンマーク戦に集中するつもりだ」

 粘り勝ちで、視界にとらえた新しい景色。ベスト16の舞台で、黄色と緑のユニフォームに身を包んだ選手たちの姿はそこにあるか。