連勝を狙ったコスタリカ戦だったが
FIFAワールドカップ・カタール大会でドイツ相手に大金星を挙げた日本代表だったが、その勢いはストップしてしまった。第2節で激突したコスタリカとの一戦で0-1と今大会初の敗戦を喫した。
日本代表はコスタリカよりもボールを長く保持し、チャンスも多く作った。しかし決定機を決め切ることはできず、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。前半から5バックで守勢に出てきたコスタリカに対し、3バックのシステムで対応し、ドイツ戦のように攻撃の切り札を連投するも実らなかった。
一方のコスタリカは少ないチャンスを確実に決め切った。しかも日本のミスを見逃さず、隙を突いた一撃を得点につなげていく。終始劣勢だったコスタリカは数字にも表れており、データサイト『Opta』によれば、コスタリカは日本のペナルティエリア内でのボールタッチ回数はわずか2回のみ。これはワールドカップの歴史上、勝利したチームの中でもっとも少ない数だと伝えている。
公式のスタッツによれば、コスタリカはシュート数4本で枠内シュートはゴールのわずか1本。完全に日本優勢のなかで、勝点3を自ら手放してしまった印象だ。ただ、これもサッカーだ。日本がドイツを破ったように日本も一発に沈んで黒星を喫する。スペイン戦ではもう一度、ゴールを決め切って勝利を掴み取る姿に期待したい。