ブラジル代表のチッチ監督とDFマルキーニョスがカタール・ワールドカップ(W杯)グループG第2戦のスイス代表戦に向けた前日会見に臨んだ。イギリス『The Athletic』が報じている。

ブラジルは24日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループG第1節でセルビア代表と対戦し、FWリシャルリソンの2ゴールの活躍で快勝スタートを切った。

しかし、同試合では再三セルビア守備陣の徹底マークに遭っていたネイマールがDFニコラ・ミレンコビッチからのハードタックルを受けた結果、右足首を負傷。80分にFWアントニーとの交代でピッチを去った際、ベンチに戻ったネイマールはユニフォームで顔覆い涙を流していた。

その試合翌日に行われた精密検査の結果、ネイマールは右足首の外側じん帯損傷と共に小さな骨の腫れが確認されたという。

また、セルビア戦で先発フル出場したダニーロは試合後に足を引きずっており、ミックスゾーンでの取材対応の際には深刻なものではないことを語っていたが、今回の検査では左足首の内側じん帯損傷とより深刻な状態であることが判明した。

スイス戦に向けた前日会見に臨んだチッチ監督は、大会中の負傷者の復帰を期待していると語った。

「私はネイマールとダニーロがワールドカップ中に復帰できると信じている。私は医学的なことは語る立場にはないが、私の方にも医師からの情報が届いている」

また、パリ・サンジェルマンの同僚でもあるマルキーニョスはネイマールの心境を次のように語っている。

「まあ、この状況を受け入れるには時間が必要だよね。ネイマールは試合直後からかなりショックを受けていたし、それが当たり前だと思うよ」

「だが、彼はとても前向きで出来るだけ早く復帰できるよう、24時間体制で治療を続けているよ。具体的な(復帰の)時期がわからないが、彼が良いコンディションでいることが重要だ。もちろん、ダニーロの事も忘れてはならない」