カタール・ワールドカップは現地時間12月5日、ラウンド16の2試合を開催。クロアチアとブラジルが準々決勝進出を果たした。

 悲願のベスト8以上を目ざす日本はクロアチアと対戦。43分に前田大然のゴールで先制するも、55分にイバン・ペリシッチのヘディング弾で追いつかれる。その後は膠着状態が続き、PK戦へ。日本は相手GKの好守に遭い、3人が失敗。クロアチアが3-1のスコアで接戦を制した。

 ブラジル対韓国は、4-1でブラジルが完勝。7分にヴィニシウス・ジュニオールの右足弾で先制すると、13分にはネイマールのPKで追加点を奪う。さらに、29分にはリシャルリソン、36分にはパケタの得点でリードを広げた。76分に韓国のペク・スンホに見事なミドル弾を決められたが、危なげなく逃げ切った。

 アルゼンチンに敗れたオーストラリアに続き、日本、韓国も敗戦。アジア勢はベスト16で大会を去ることになった。
 
 6日にはラウンド16のモロッコ対スペイン、ポルトガル対スイスが行なわれる。

 モロッコは、グループステージ(GS)で前回大会3位のベルギーに2-0で快勝するなど無敗で首位突破。日本の後塵を拝したスペインは、得失点差でドイツを上回り勝ち上がってきた。

 今大会の注目選手の1人、クリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルは、GSで開幕2連勝を飾り、早々に突破を決めた。スイスは、ブラジルにこそ敗れたが、カメルーンとセルビアを破ってラウンド16に駒を進めた。

 6日の2試合を経て、ベスト8が出揃うことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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