【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE】スペイン1-1ドイツ(日本時間11月28日/アルバイト スタジアム)

 FIFA ワールドカップ カタール 2022のグループEで、ともにW杯優勝経験のあるスペインvsドイツが行われ、スペインに先制点を奪われたドイツが執念で追いつき1-1で引き分けた。この結果を受け、初戦でドイツに逆転勝利を収めるもコスタリカに痛恨の黒星を喫した日本は、28日に行われる最終節でスペインに勝利すればグループリーグを突破。引き分けてもドイツにコスタリカが負ければ2大会連続となる決勝トーナメント進出の可能性が見えてきた。

【映像】ドイツが執念、歓喜の同点ゴール

 前半はスペインがポゼッションで大きくドイツを上回り圧倒したが、ドイツが40分、クロスにリュディガーが頭で合わせてゴールネットを揺らす。少ないチャンスを生かしてドイツが先制かと思いきや、VARによってオフサイドの判定でノーゴール。そのままスコアレスドローで前半を折り返した。

 しかし後半に試合は動く。スペインが54分にトーレスに代えてモラタを投入すると、そのモラタが62分、左サイドをドリブルで駆け上がったアルバの速いグラウンダーのクロスに反応。右足のアウトサイドで華麗に流し込んで先制ゴールを決めた。

 ただ初戦の日本戦を落とし、負けられないドイツが土壇場で意地を見せる。83分、同じく後半途中から入ったフュルクルクがペナルティエリア角度のないところから右足を振り抜き、豪快にネットに突き刺す同点弾。試合はこのまま終了し、スペインはほぼ手中にした勝ち点3が零れ落ちた。

 ドイツ執念の同点劇を受け、日本は28日に行われる最終節でスペインに勝利すればグループリーグを突破。引き分けてもドイツにコスタリカが負ければ2大会連続となる決勝トーナメント進出が可能となる。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022) 

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