明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元日本代表DF槙野智章(35)は28日未明、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦ドイツ代表対スペイン代表をインターネットテレビ局『Abema TV』の生中継にて解説。「ドイツ代表寄り」だといった意見が沸き起こっているほか、実況アナウンサーの紹介したデータに対するコメントが注目を集めている。
『Abema TV』の現地解説担当である槙野智章は、20日の開幕戦・エクアドル代表対カタール代表を解説したほか、23日の日本代表対ドイツ代表ではピッチリポーターを担当。元日本代表MF本田圭佑とのツーショット写真でも話題を呼んでいた。
そんな槙野智章は、Abema独占生中継のドイツ代表対スペイン代表の一戦も解説。しかしツイッター上では「なぜこんなにドイツ贔屓なの?」、「ドイツ寄りの解説ダメだ」、「中立でいてほしい」といったコメントが噴出。
ただ一方で同選手がかつてブンデスリーガ(ドイツ1部)のケルンに在籍していたことから「昔ケルンでプレーしていたからドイツ寄りなのかな」、「ケルンにいたから少し複雑な心境でいるかも」といった擁護も見受けられている。
また槙野智章は「初戦黒星からグループ突破をしたチームは11%です」という実況担当の言葉に対して「突破したチームはいないんですか?」と、ドイツ代表のグループリーグ突破が厳しいというデータに反論。このやり取りもサッカーファンの間で語り草となっている。
なおこの一戦は前半終了間際にドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)がゴールネットを揺らしたもののオフサイド判定に。62分にFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)のゴールでスペイン代表が先制すると、ドイツ代表は83分にFWニクラス・フュルクルク(ベルダー・ブレーメン)のゴールで同点に。一進一退の攻防が繰り広げられる中、1-1という結果に終わった。