モロッコ代表のGKがわずかな間に入れ替わり「土壇場の交代で混乱」
カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグF組の第2戦が11月27日に行われ、初戦ドローのモロッコ代表が欧州の強豪ベルギー代表を2-0で撃破するジャイアントキリングを起こした。この試合前、国歌斉唱時にほかの選手と並んで歌っていた選手が、集合撮影時には姿を消す珍事が発生。「解説陣は当初、この交代を見抜けなかった」と衛星放送「ユーロスポーツ」が報じている。
衛星放送「ユーロスポーツ」は「モロッコ、土壇場のGK交代で混乱 国歌斉唱後にヤシン・ブヌが姿を消す」と見出しを立てて報じた。
「モロッコのGKヤシン・ブヌはスタメンに選ばれ、国歌斉唱も行ったが、キックオフの直前に交代し、ベルギー戦で開始時に混乱が生じた。報道によると、ブヌは目の不調を訴え、ムニル・エルカジョウイへの交代につながったという。解説陣も当初、この交代を見抜けなかった」
記事によると、英公共放送「BBC」の解説陣は当初、この変更に気づかないまま前半の途中まで解説を行っており、プレーについても言及するなどして混乱を招いたという。BBCのサッカー番組「Match of the Day」の公式ツイッターは「ボノはどこへ行った?」と比較する写真を添えている。
国歌斉唱時から集合撮影まで、わずかな時間の間にGKが入れ替わる珍事に反響が広がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)