現地時間11月28日、カタール・ワールドカップ(W杯)が大会9日目を迎え、グループGの第2戦、カメルーン対セルビアが行なわれた。
初戦にそれぞれスイス、ブラジルに敗れ、決勝トーナメント進出のためにもお互い負けられない一戦。セルビアは初戦に欠場したコスティッチが先発復帰、カメルーンは守護神オナナが欠場するという変化があった。
序盤に攻勢に出たセルビアは11分にミトロビッチがゴール前で豪快なシュートを放つが、ポストに嫌われる。17分にもDFのミスからこぼれたボールを捉えてダイレクトシュートを放ったが、これはゴール左に大きく外れる。
ただ、先手を取ったのは、カメルーン。29分、セルビアの連係ミスから獲得したCKで、シャルル・カステレトが押し込み、先制ゴールを挙げた。
この1点でカメルーンは勢いを増すが、45+1分、セルビアがFKからパブロビッチのヘディングシュートで同点に追いつき、さらに45+4分にスローインからミリンコビッチ=サビッチのグラウンダーのシュートで逆転。セルビアの1点リードの2-1で前半を終える。
逆転した勢いのまま、セルビアは後半開始間もなく53分に流れからミトロビッチが3点目を叩き込む。
一方、カメルーンは54分、DFの裏に抜け出したアブバカルが絶妙なシュートを決めて1点差とすると、その2分後、同じような形で抜け出したシュポ=モティングが豪快なシュートを決めて、同点に追いついた。
その後はさらにオープンな展開となり、中盤での攻防が激化。攻守がめまぐるしく入れ替わる。
だが決定機はそれぞれに訪れたものの決め切れず、試合は3-3のドローで決着。勝点1を分け合った。また、カメルーンはW杯で通算8連敗という記録に一旦は終止符を打った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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