現地時間11月28日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(G組)第2戦で、FIFAランキング1位のブラジルと、同15位のスイスが激突した。前者の絶対エース、ネイマールは右足首の負傷により、ベンチ外となった。
ブラジルは初戦でセルビアに2-0、スイスはカメルーンに1-0で勝利。ともに連勝を目ざす戦いで、先にビッグチャンスを作ったのはセレソンだ。
27分にラフィーニャの右サイドからのクロスに、ファーで反応したヴィニシウスがフリーでボレーシュートを放つも、相手守護神ゾマーの好守に遭う。
スイスは39分にバルガスがペナルティエリア内でパスを受け、絶好機となりかけるが、38歳のCBチアゴ・シウバに抑え込まれ、シュートまでは持ち込めない。
スコアレスで折り返すと、ブラジルは56分にヴィニシウスのアウトサイドでの絶妙なクロスに、セルビア戦で2発を叩き込んだリシャルリソンが飛び込むも、惜しくも届かない。
さらに64分にはヴィニシウスが抜け出し、冷静にフィニッシュ。鮮やかにネットを揺らすが、オフサイドで得点は取り消される。1点が遠いなか、73分にはプレミアリーグで活躍するガブリエウ・ジェズスとアントニーを送り込む。
なおも攻め込む王国は迎えた83分、ついに均衡を破る。ロドリゴのアシストで、カゼミーロがハーフボレーでの強烈なシュートを叩き込んだ。
白熱の一戦はこのまま1-0で終了。ネイマールを欠いたブラジルは苦しみながらもスイスを破り、最終戦を前に決勝トーナメント進出を決めた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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