ガーナに2-3惜敗、試合終了後に猛抗議のベント監督退場で次戦不在に

 11月28日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグH組の第2戦で韓国代表とガーナ代表が対戦し、韓国は2-3と競り負けた。韓国のニュース総合サイト「ノーカットニュース」は「韓国サッカーが最悪の状況を迎えた」と報じている。

 試合は前半24分にDFモハメド・サリス、前半34分にMFモハメド・クドゥスにゴールを奪われ、韓国が0-2と劣勢で前半を折り返す。後半に入ると同13分にFWチョ・ギュソンが1点返し、同16分に再びチョ・ギュソンが決めて同点に追い付く。しかし同23分、クドゥスにこの日2ゴール目を決められ、ガーナに2-3と敗れた。

 試合終了直前、韓国ボールのコーナー(CK)になるタイミングで試合終了の笛が鳴り、韓国のベント監督とイ・ガンインら選手らが、アントニー・テイラー主審に猛抗議。テイラー主審はベント監督にレッドカードが提示した。これにより、ベント監督は最終戦のポルトガル戦で不在が決まった。

 記事では「韓国サッカーが最悪の状況を迎えた。ガーナ戦の敗北に続き、パウロ・ベント監督まで退場させられた」と報道。最終節のポルトガル戦で勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性はあるなか、「決勝トーナメント進出の夢が挫折したわけではない。他会場のポルトガル対ウルグアイ戦の結果とは関係なく、28日に行われる最終戦の結果でベスト16入りが決まる。希望は残っている。ただ、ベント監督不在でポルトガルを相手にしなければならない」と記している。

 指揮官不在のなか、FWクリスティアーノ・ロナウドらを擁するポルトガルと激突する韓国。「レッドカードとともにポルトガルとの第3戦でベンチに座れなくなった。勝たなければいけない状況のなか、ベント監督なしにポルトガル戦を行わなければならない最悪の状況になった」と母国チームの状況に悲観的な様子を見せている。(FOOTBALL ZONE編集部)