元ドイツ代表MFのローター・マテウス氏は、母国のカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出を信じているようだ。

20日から開催されたカタールW杯のグループE初戦で、日本代表相手にまさかの敗戦を喫したドイツ。試合後には痛烈な非難を浴びることになったが、続くスペイン代表戦では先制を許しながらもFWニクラス・フュルクルクのゴールで追いつき、1-1のドローに終わった。

これにより、ドイツは12月1日に行われるグループE最終節のコスタリカ代表戦に勝利した場合、同時刻に開催される日本vsスペインの結果次第で決勝トーナメント進出が決定する状況となっている。

運命の最終節を控えるチームだが、マテウス氏は選手たちがスペイン戦で復調したと確信している模様だ。ドイツ『スカイ』で同氏はハンジ・フリック監督の采配を称え、コスタリカ戦は必ず勝利を掴めるはずだと期待した。

「ドイツは序盤からカウンターで何度もスペインを困らせた。ゴール前でもゴールキーパーや守備陣が良いプレーを見せたね。ニクラス・ジューレも、失点までは良くやっていた。失点時はポジショニングを少し間違え、相手の前に入るのが間に合わなかったのだと思う。ただ、それ以外は良いパフォーマンスで、日本戦よりずっと存在感があった」

「スペイン戦の結果は、チームにこれからの課題に対する強さ、エネルギー、自信を与えてくれただろう。そして、選手たちに意欲をもたらしてくれたのだ」

「グループ内の状況はともかく、チームのベスト16進出は必須だろう。コスタリカ戦でより質の高い勝利を収め、前進するための道筋をつけられるかどうかは、我々自身の手にかかっている」

「ドイツの実力は誰もが知っているはずだ。チームには経験があり、W杯王者やチャンピオンズリーグ優勝者がいる。そしてハンジ・フリックはバイエルンで6つのタイトルを獲得した監督だ」