日本代表MF堂安律(フライブルク/ドイツ)が、29日にメディア対応を行った。
12月1日にFIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節スペイン代表戦を控える日本代表。「試合中は違いを作るところをコスタリカ戦で見せられなかったので、コスタリカ戦の反省を生かし、ボールを持ったら違いを作ることでチームに勇気を与えたいです。試合までの準備期間はまだ2日あるので、そこでコミュニケーションを取りながら『俺たちならやれる』というのを確認しながら、メンタル的なところでも勇気を与えられるように振る舞いたいと思います」と意気込みを示した。
スペイン代表戦に勝てば文句なしで決勝トーナメント進出が決まる一方、敗れればグループステージ敗退決定。以前自身のSNSで「逆境大好き人間」と投稿していた堂安は「もちろん最高の状況」とし、「これを楽しめるかどうかわからないけど、結果が出た時に、批判している方、してくれている方、全員で喜んでいるイメージはできてます」と勝ち点3を確信している。
2021年夏にはU-24日本代表の一員として、キリンチャレンジカップと東京オリンピック準決勝の2度、U-24スペイン代表と対戦した。現在のスペイン代表にはFWマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)やMFペドリ(バルセロナ)ら五輪に参加したメンバーも多く選出されており、堂安は「ラッキーなことに2試合経験している分、彼らのスタイルはわかっているつもり。もちろん力の差を見せつけられた局面はありましたが、(五輪の)結果を見れば延長まで行って0-1で敗れたという逆に自信になるところもあった」と自信をのぞかせている。
堂安は「マインドセット的には、(当時の悔しさをチームに)持ち込んではいけないのかなと思っています。五輪とW杯は別物なので、持ち込んで悪影響になる可能性もある」とも語りつつ、「自分の性格上、少しその情報が頭に入っている方がイライラを覚えて体が動く可能性がある。頭の片隅に、その怒りや悔しさは、個人的には絶対に忘れないでおこうかなと思います」とリベンジを誓った。