ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、ディエゴ・マラドーナがかつて見せた“神の手”ならぬ、“神の毛”を振り返った。英メディア『talkSPORT』が報じている。
現地時間11月28日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(H組)第2戦で、ポルトガルはウルグアイと対戦。B・フェルナンデスの2発で、2―0の快勝を収め、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
注目を集めているのは、B・フェルナンデスのクロスに、クリスティアーノ・ロナウドが飛び込んで生まれた先制点だ。
37歳のスーパースターはゴールセレブレーションを行ない、得点者はC・ロナウドと表示されたが、試合中に公式記録はB・フェルナンデスに訂正された。映像をよく見てみると、背番号7は髪の毛で触れたかどうかギリギリのところで、W杯前までマンチェスター・ユナイテッドでも共闘していた後輩が蹴ったボールが、そのままゴールに吸い込まれる形になっていたのだ。
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世界中で「Hair of God」と話題になるなか、B・フェルナンデスは試合後のインタビューでこの場面に触れ、「クリスティアーノのゴールであるかのように祝ったよ」と語っている。
「彼がボールに触ったように見えたし、僕の目的は彼のためにクロスを上げることだった。とはいえ誰が得点しようと、勝利を嬉しいものだ。クリスティアーノ同様にストライカーのゴンサロ(・ラモス)、アンドレ(・シルバ)、ラファエウ(レオン)、ジョアン(・フェリックス)とっても得点が重要と分かっているが、最も大切な点は次の段階に進むという目的を達成したことだ」
さらにポルトガルの司令塔は、「僕らはグループであり、ピッチで献身的に働いている。互いの助け合いがあってこそ、このような結果が得られる」とも伝えた。開幕前には退団に繋がるユナイテッド批判を繰り広げたC・ロナウドに対し、素っ気ない態度を取る映像が拡散され、不仲疑惑も浮上したが、団結力は全く問題なさそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部