【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループH】ポルトガル2-0ウルグアイ(日本時間11月29日/ルサイル スタジアム)
カバーニは、うっかり屋さんだった──。ウルグアイ代表の大ベテランは、後半途中にベンチに退いたところで、あることに気がつく。キャプテンマーク渡してない!「しまった!」と慌てる様が一瞬、映像に映る。ファンはその瞬間を見逃さなかった──。
0-1とビハインドを追っていたウルグアイは後半27分、前線を活性化するために交代カードを切った。この試合でキャプテンを任されていたカバーニを下げ、スアレスを投入したのだ。カバーニの腕には、青色のキャプテンマークが巻かれていた。
本来であれば、交代のタイミングで誰かに引き継ぐものだが、うっかり忘れてしまったのだろう。ベンチに戻る際に“忘れ物”に気づき、アームバンドを渡しに一瞬ピッチに戻ろうと振り返るが、時すでに遅し。ピッチには戻れず、スタッフに手渡すしかなかった。
珍しい光景は、ほんの一瞬の出来事だった。ABEMAの実況も解説も、そのことに特に触れることもなく試合は進んだが。視聴者は見逃さなかった。「キャプテン不在?」「キャプテンマークを渡せ!」と、ウルグアイの英雄の些細なミスにきっちりつっこんでいた。
映像で確認する限りは、試合はその後も「キャプテン不在」のまま進むという珍しい展開に。その影響は関係ないかもしれないが、ウルグアイは0-2で敗戦を喫してしまった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)