【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループH】ポルトガル2-0ウルグアイ(日本時間11月29日/ルサイル スタジアム)
決まっていれば今大会屈指のインパクトだった。ウルグアイ代表ベンタンクールは、ポルトガル守備陣を相手にドリブルで中央突破し、GKとの1対1。決まった、と思われたシュートは完璧に防がれ、思わず「なんてことだ!」と言わんばかりに怒り、吠えまくっていた。
ポルトガルを相手に、ウルグアイ代表MFベンタンクールはアンカーで試合に出場していたが、33分にハーフライン付近でボールを回収すると、他の選手にパスを出す選択肢もあった中でドリブルをスタート。ポルトガル代表ウィリアム・カルバーリョとルベン・ディアスの2人に挟まれながらも強引に突破し、GKディオゴ・コスタとの1対1を迎えた。
その際、コスタは一気に加速してベンタンクールとの距離を詰め、足を広げてシュートコースをかなり限定させていた。ベンタンクールも股下を狙ったようなシュートを放ったが、この抜群な飛び出しによってゴールを決めることはできなかった。
ABEMAで解説を務めた名波浩氏は、「出てくるタイミングが難しい、いいセーブでしたね」とコスタの飛び出しを絶賛。ABEMAの視聴者からも「23歳にしてすげぇGKだな」「マジか、それ止めるかぁ」など賞賛の声で溢れ返っていた。
一方のベンタンクールは、チームを勝利に導く先制点を挙げるはずだったところから一転、決定機を外した悔しさに苛まれたのだろう。「なんてことだ!」とばかりに、自らに怒り、抑えきれない感情を爆発させた表情で吠えていた。結局、ウルグアイはポルトガルに2点を奪われて敗戦。2試合で1分1敗と追い込まれてしまった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)