カメルーン代表GKアンドレ・オナナが沈黙を破った。

 カメルーン代表は28日にFIFAワールドカップカタール2022・グループG第2節でセルビア代表と対戦したが、初戦スイス戦に出場したオナナは、3-3で引き分けた同試合のベンチメンバーからも外れた。現地メディアの報道によると、積極的なビルドアップ参加を望むオナナと、後方でのリスクを回避したいソング監督との間で、GKのプレースタイルをめぐる口論が生じたのが理由だと推察されている。

 そんななか、オナナは29日に自身の公式SNSで声明を発表。メンバーから外された詳細な理由への言及は避け、決断を受け入れていることを明かした。

「母国と代表チームへの愛情を表現したい。昨日は、いつものように、カメルーンのために、チームの目標を達成するためにピッチに立つことが許されなかった。僕はいつも、正しい振る舞いでチームを成功に導くために行動していた」

「曖昧な状況のしがらみを解くことに全力を注いだが、期待したような受け止め方はされなかった。同化するのが難しい瞬間もある。だけど、僕は常に、チームと国の成功を追求する人々の決断を尊重し、支持している」

「僕たちはこの大会で非常に遠くまで行くことができると証明した。だから、僕はチームメイトにすべてのパワーを注ぎたい」

「僕が一人の人間として、また一人の選手として推進する価値観は、僕を僕たらしめるものであり、幼い頃から家族が僕に与えてくれたものだ。カメルーン代表としてプレーすることは、常に光栄なことだ。カメルーンという国が第一であり、永遠だ」