やはりコスタリカ戦での低調なパフォーマンスが、日本贔屓だった英レジェンドの評価をもがらりと変えてしまったようだ。
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英公共放送『BBC Radio 5』で解説を務める元イングランド代表FW、クリス・サットン氏がグループステージ第3戦の全結果を予想した。日本代表の初戦となったドイツ戦を「2-1で日本の勝利」と見事に的中。第1戦全16試合のうち、なんと12試合を的中(正解率は75%)させる慧眼を披露し、日本のテレビ局から取材を受けるなど大きな反響を呼んだ。
そんなサットン氏だったが、日本の第2戦であるコスタリカ戦も「日本が2-0で勝つ。彼らは(決勝トーナメント進出という)ご褒美をもらうだろう」と大胆予想。しかしながら、実際は日本がまさかの0-1敗戦。しかも第2戦全16試合中、サットン氏が結果を言い当てたのはわずか6試合(正解率は37%)と、こちらもあっという間に勢いを失った。
そして迎えた第3戦、かつてノーリッジやブラックバーンで活躍したプレミアリーグ得点王は、運命の日本vsスペイン戦を展望。「コスタリカに敗れたことで、日本が次へ進むチャンスは消滅してしまった」と手厳しく批評し、「(スペイン戦は)引き分けでもグループ突破は無理だろう。日本が今大会でベストの仕上がりであるスペインに勝利できるとは、とうてい思えない」と断じたのである。
一方で、「日本にとってスペインのスタイルはやりやすいはずだ。ゴールを奪えるチャンスは巡ってくるかもしれない」と期待を抱かせつつも、「ただ、それ以外にこのゲームから彼らが何かを得るのは難しいだろう」とバッサリ。日本の1―2敗戦と予想した。
裏カードは、ドイツが4-0でコスタリカを下すと見ており、「圧巻の幕開けとなったこのグループだが、最後には何も起こらない」と寂しげに評し、スペインとドイツの2強が下馬評通りにベスト16へ進むと予想した。
コスタリカ戦前までは森保ジャパンを手放しで称えていた48歳。日本代表には彼を見返すビッグサプライズを、ふたたび起こしてほしいところだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部