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【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループB】イラン0-1アメリカ(日本時間11月30日/アルトゥママ スタジアム)
FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループBのイランvsアメリカは、クリスティアン・プリシッチ(チェルシー/イングランド)のゴールにより1-0で勝利した。
3大会連続6度目の出場となったイラン(FIFAランク20位)は、初戦でイングランドに敗れるも続くウェールズ戦で勝利し勝ち点3でグループ2位に位置する。対する2大会ぶり11度目の出場となったアメリカ(FIFAランク16位)は、2戦連続のドローでグループ3位となっている。
シンプルに勝利した方が無条件でノックアウトステージ進出を決められる一戦は、ボールを保持するアメリカとブロックを敷いてカウンターを狙うイランの構図となった。
33分にはボックス右で折り返しを受けたティモシー・ウェア(リール/フランス)が積極的に狙うが、ボールは枠外へ。それでも38分、ボックス右でボールを受けたセルジーニョ・デスト(ACミラン/イタリア)の折り返しを、ゴール前のプリシッチがプッシュ。これがゴールネットを揺らして、アメリカが先制した。さらに前半アディショナルタイムにもウェアがネットを揺らしたが、こちらはオフサイドで追加点とはならなかった。
迎えた後半、アメリカはゴールシーンで負傷していたプリシッチがプレー続行不可能となりハーフタイムで交代となった。
追いかけるイランは後半に入るとギアを上げて攻め込む。すると52分、右サイドからのクロスにサマン・ゴッドス(ブレントフォード/イングランド)が飛び込む。このシュートは決めきれなかったが、徐々にイランが攻め込む場面が増えていった。
対するアメリカも集中したディフェンスを見せ、さらには縦に早い攻撃を仕掛けるなど、前半とは逆の構図となった。そのまま試合終盤に突入するとアメリカは5バックシステムに変更して、この1点を守り切る作戦に出る。
この作戦が功を奏し、アメリカがイランの攻撃を跳ね返し、アディショナルタイムを耐えて終了のホイッスル。アメリカが逆転でグループ2位に浮上し2大会ぶりとなるノックアウトステージ進出を決めた。一方、敗れたイランは初のグループステージ突破に王手をかけていながらも、最終盤でそのチャンスを取りこぼす結果となった。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)